debugger-icon_64.pngDebugger

Deskbar:Applications
場所:/boot/system/apps/Debugger
設定ファイル:~/config/settings/Debugger settings
~/config/settings/Debugger/


Debugger は、一般ユーザーはあまり使う機会のないアプリケーションです。それは、プログラム中のバグを詳細に調べる開発者をターゲットにしています。時々、これらのバグはクラッシュをもたらし、しかもそこでエンドユーザーでも Debugger に出会うことがあります。プログラムがクラッシュした時、次のアラートに遭遇します。

debugger_alert.png

アラートには、クラッシュに対応する 3 つのオプションがあります。

クラッシュが発生した時のデフォルトのアクションは、テキストファイル ~/config/settings/system/debug_server/settings で設定できます。
ファイルは、以下のような driver_settings スタイルのフォーマットとなります。

default_action user

executable_actions {
	app1 log
	/path/app2* debug
}

default_action の有効な値は以下の通りです:

userユーザーのアクションの入力を待つ。
killクラッシュしている team を静かに終了。
debugDebugger をクラッシュしている team へ接続。
log / reportクラッシュレポートを保存し、team を終了。
core(たぶん非常に巨大な) コアファイルを保存し、team を終了。

default_action が指定されてなければ、"user" が仮定されます。

executable_actions サブセクションは、デフォルトを個別に上書きします。これらは上記のような形式をとります。個々の行は、team 名か path のみとなります (ワイルドカードも使えます)。




実際の Debugger の操作の記載は、Haiku の一般ユーザー向けというユーザーガイドの範囲を超えてしまいます。完全を期すために、以下のウィンドウは、上記のアラートでデバッグ (Debug) オプションを選んだ際に現れるものです。

debugger.png

少しさわり始めるとすぐわかるように、Debugger はもっとも複雑かつ洗練された Haiku 用アプリケーションのひとつです。もし読者が開発者で、ほかのプラットフォーム上のグラフィカルなデバッガーに慣れているなら、多くの機能はよく知っているものでしょう。

以下のリンクは、Haiku の Debugger の複雑さに光を当てるかもしれません。もし特定の質問があるなら、それを開発メーリングリスト (development mailing list) にポストしてください。もしもより有用なリソースを見つけたら、その情報とともにバグレポートに報告してください。

Debugger レファレンスマニュアルDebugger の使い方についてのもっとも詳しい情報源。
Blog 記事 Debugger に関する 2、3 の記事があります。ほとんどは新機能追加後の Rene Gollent による記事です。
BeGeistert 026 のビデオ 2012 年の BeGeistert ミーティングで、Ingo Weinhold が Debugger の状況をデモしています。また、ボトルネックを追い詰めるプロファイラーのような、ほかの興味深いツールも紹介しています。