インデックス
検索ウィンドウ
基本クエリ - "名前で検索"
高度なクエリ - "属性で検索"
さらに高度なクエリ - "式で検索"
結果ウィンドウ
クエリテンプレート

クエリ

クエリ (Query) はファイル属性に基づいたファイル検索で、Tracker 内やターミナル内で実行できます。クエリは、/boot/home/queries/ に、デフォルトでは消去されるまで 7 日間保存されます。これらが静的な検索結果のリストではなく、開くたびに常に新しい検索を引き起こすクエリ式であることに注意してください。
さらによいことに、再クエリのためにダブルクリックの必要はありません。ほかのフォルダーのように、保存したクエリを右クリックでドリルダウンして、サブメニューで移動してください。

index 検索ウィンドウ

クエリを開始するには、Deskbar メニュー、任意の Tracker ウィンドウ、またはデスクトップ (それは実際にフルスクリーン Tracker ウィンドウです) のいずれかから、検索… (Find...) メニューを実行します。ショートカットは、ALT F です。以下の検索ウィンドウが表示されます。

basic-query.png
  1. 以前のクエリ、または保存済クエリを選択するか、または現在のクエリをクエリテンプレート (Query Template) として保存します。

  2. すべてのファイルとフォルダー (All files and folders) から特定のファイルタイプまで検索範囲を絞り込みます。

  3. 検索方法を決定します。
    • 名前で検索 (by Name) - ファイル名による基本的な検索
    • 属性で検索 (by Attribute) - 進んだ検索。1 つまたは複数の属性に対して検索語を指定します。
    • 式で検索 (by Formula) - さらに進んだ検索。複雑なクエリを微調整できます。
  4. 検索するドライブを指定します。

  5. 検索語を入力します。

  6. クエリを 7 日後に自動消去したくない場合は、一時的なクエリ (Temporary) チェックボックスのチェックを外します。

  7. クエリが、ごみ箱を含む (Include trash)と考えられる場合はチェックします。

  8. オプションとして、クエリを保存する場合名前を入力します。

  9. このアイコンをどこにでもドラッグ&ドロップして、クエリを保存できます。右クリックで行うと、テンプレートとして保存のオプションが現れます。

index 基本クエリ - "名前で検索"

マウントされたディスク上で、あるパターンと一致するすべてのファイルを簡単に見つけたい場合は、検索方法を名前で検索 (by Name) のままにしておきます。テキストボックスへ検索語を入力し、ENTER キーを押してください。

index 高度なクエリ - "属性で検索"

特定のファイルタイプの属性を検索する、より高度なクエリを作成できます。それが動作するためには、これらの属性はインデックス化されている必要があります。

query-window.png

例として、ファイルタイプをすべてのファイルとフォルダー (All files and folders) から Text | E-mail に設定することから始め、検索方法を属性で検索 (by Attribute) に変更します。

これにより、テキストボックスの左側にポップアップメニューを、また下側に追加 (Add)削除 (Remove) ボタンを追加します。メニューから、クエリする属性を決めます。追加 (Add) および削除 (Remove) ボタンで追加の属性のクエリや、再びそれらを削除できます。これらの属性は、AND/OR で論理的にリンクできます。

例として、メールをクエリしましょう。

query-window-filled.png

件名が "sufflé" あるいは "impossible" である、過去 2 か月に Clara Oswald が送信したすべてのメールを探している場合、検索ウィンドウはこのようになります。
ごらんのように、時間ベースの属性を介した検索は、いくつかの便利な表現をサポートしています。"last 2 months (過去 2 ヶ月)" に加えて、"today (今日)"、"yesterday (昨日)"、"Monday (月曜日)"、"last Monday" (先週の月曜日になるでしょう)、または "last 2 minutes/hours/days/weeks (過去 2 分間 / 時間 / 日 / 週)" も使えます。
検索結果の数を減らすのに良い方法です。

index さらに高度なクエリ - "式で検索"

式クエリの手入力はとっつきにくく、かつ、まったく非実用的です。にもかかわらず、それには用途があります。

上記の、sufflé などに関する Clara のメールの属性によるクエリを例にとります。属性と検索語がすべて確定された場合に、式で検索 (by Formula) モードへの変更を試みると、この 1 行のクエリ文字列に圧倒されるでしょう。

formula-query.png

読みやすく編集されたテキストとしてもう一度。

(((((MAIL:from=="*[cC][lL][aA][rR][aA] [oO][sS][wW][aA][lL][dD]*")
       &&(MAIL:when>=%2 months%))
       &&(MAIL:subject=="*[sS][uU][fF][fF][lL][éÉ]*"))
       ||(MAIL:subject=="*[iI][mM][pP][oO][sS][sS][iI][bB][lL][eE]*"))
       &&(BEOS:TYPE=="text/x-email"))

何に使えるでしょうか。

index 結果ウィンドウ

検索を始めたら、検索ウィンドウは結果ウィンドウと入れ替わるでしょう。ここに、"server" をクエリした例があります。

result-window.png

灰色の背景のほかは、結果ウィンドウは、ほかの Tracker ウィンドウとまさしく同様に動作します。いくつかのものには、注目すべき価値があります。

特定のファイルタイプのクエリ結果のためにふさわしい属性レイアウトを割り当てられます。テンプレートを作成するファイルタイプのファイルを含んでいるフォルダーを開き、クエリ結果を示したいものになるように属性を配置します。属性 (Attributes) | レイアウトをコピー (Copy layout) で、このレイアウトをコピーします。

/boot/home/config/settings/Tracker/DefaultQueryTemplates を開き、新しいフォルダーを作成し、それを group/filetype にリネームします。ここで、/ は _ に置き換えてください (例: "audio_x-mp3")。新しいフォルダーを開き、属性 (Attributes) | レイアウトを貼り付け (Paste layout) でレイアウトを貼り付けます。

index クエリテンプレート

保存済クエリをダブルクリックすると、すぐにファイル検索が始まり、ただちに結果ウィンドウが開きます。しかし、これらのそのものの検索パラメーターで検索するのではなく、それらを少しだけ式調整の始点として使うかもしれません。
クエリをテンプレートとして保存 (Save query as template) メニュー項目を使うか (一番上のスクリーンショットの (1) を見てください)、右クリックしながら (10) のアイコンをどこかにドラッグ&ドロップすると、そのようなテンプレートを作成できます。テンプレートをダブルクリックしても結果ウィンドウは開かず、検索パネルが開きます。そこですばやく検索文字列の変更、または属性の追加 / 削除ができる機会が与えられます。

クエリテンプレートを保存することを選択すれば、それらは検索パネルの最近使ったクエリメニューに表示されるでしょう。